金剛能楽堂 能への誘い
公演のご案内お問い合わせチケット販売金剛能楽堂への地図
能への誘い 123456

能の大成へ
このように猿楽の能に幽玄の芸風が取り入れられ、また田楽などの優れた歌舞やリズムが導入され、そしてさらに芝居の構成を変えたことによって、能が大成されていきます。
能は大きく「現在能(げんざいのう)」と「夢幻能(むげんのう)」の二つに分けることができます。現在能は現実世界の出来事を描き、現在進行形の流れで話が進みますが、夢幻能は内容的には夢幻(ゆめまぼろし)を演じます。過去の出来事を回想することによって主人公の内面が動かされ、そこに生起する心の動きそのものが劇となっています。これは他の演劇にはない構成であり、能の特徴です。この夢幻能の様式を世阿弥が完成させ、今に続いているわけです。 その後、世阿弥は能の理論をまとめた「風姿花伝(ふうしかでん)」を著し、後の世に伝えられていくこととなります。
ここでは能が大成するまでの歴史を簡単に解説いたしましたが、何世紀にもわたり能を見つめ続けてきた人々の思い、それこそが能の歴史を作ってきたといえましょう。

斑女
戻る次へ
能への誘い観能のすすめ金剛流の魅力季節の催し金剛能楽堂のご紹介関連サイト
金剛永謹からのご挨拶金剛定期能ご案内金剛永謹 能の会ご案内
Copyrights (c) 2003 Kongoh Nohgakudou All Rights Reserved.