金剛流能楽師 金剛龍謹 公式ウェブサイト 龍門之会 KONGOHRYU NOHGAKUSHI KONGOH Tatsunori Official Web Site.

金剛龍謹能の会 龍門之会

■龍門之会について
2012年、金剛龍謹の芸の研鑽、向上のため、そして更に若い幅広い世代へ能楽の普及をはかるために、自身の名前の「龍」と、急流を昇りきったコイが龍になる「登龍門」の故事と重ねて名付けた「龍門之会」を発会。
2014年には、宝生流宗家宝生和英による「和の会」と「龍門之会」がコラボレーションする「宝生和英×金剛龍謹 合同演能会」を開催。これまでにない新たな試みに挑戦してゆく。

入会のご案内

第十三回龍門之会

■ 日時   令和7年8月3日(日)
■ 開場   午後12時30分開場
■ 開演   午後1時30分
■ 会場   金剛能楽堂
■ チケット料金
会員券 5,000円
鑑賞券 6,000円
学生券 3,000円
■ 座席指定料
別途料金 正面1,500円にて指定席をご用意いたします。
大まかな座席位置は承りますが、座席番号はお選びできません。何卒ご了承のほどお願いいたします。脇正面・中正面・2階席、指定席以外の正面席は自由席でございます。
※指定席申込は8月2日(土)まで
■ お問合せ・チケットお申込み
龍門之會チケット申込フォーム
金剛能楽堂 TEL 075-441-7222
(午前10時~午後5時)

■ あらすじ
能 「花月」
昔、筑紫(九州地方)の彦山のふもとに左衛門という人が住んでいました。
彼には7歳になる子どもがいましたが、ある時その子を失ってしまい、深く悲しんで世の中に希望を持てなくなってしまいます。
そこで、左衛門は出家をして、各地を旅して回るようになります。
春のある日、左衛門は都へやって来て、清水寺を訪れます。
そこで「花月」と名乗る一人の少年に出会いました。
少年は小歌を歌ったり、花の上を飛びまわって花を散らすウグイスを弓で射ようとしたり、清水寺の由来をもとにした曲舞を踊ったりしていました。
それを見ていた左衛門は、その少年が亡くなったと思っていた自分の子どもだと気づき、親子は再会することができました。花月は父と再び会えたことをとても喜び、
「自分は7歳のときに天狗にさらわれてしまい、それからいろいろな国を旅していた」と語り、太鼓を叩いたり、ささらをすりながら語り舞いました。
その後、親子はそろって修行の旅に出ていきました。

■ あらすじ
能 「邯鄲 藁屋十二段」
蜀の国に住む盧生は、人生に付いての教えを受けるため楚国羊飛山の高僧を訪ねる旅に出ます。途中、邯鄲という村の旅宿に泊まり、女主人から「邯鄲の枕」という不思議な枕の話を聞き、それを借りて眠りました…夢の中で、楚国からの勅使が現れ、盧生に帝位を譲ると告げました。驚きつつも輿に乗って宮殿へ向かった盧生は帝位につき、豪華な宮殿で栄華の日々を送り始めます。
五十年経った頃、千年の命を保つ仙薬の盃を持った臣下が現れ、酒宴のなかで盧生も酔いにまかせて舞い遊び、歓楽に明け暮れました。
そうして春夏秋冬が巡るうちに更に五十年が過ぎ、栄華も終わりを迎えると、夢の中の宮殿も一瞬にして霧のように消え去ります。
目を覚ますと、今までの出来事は宿でのわずかな眠りの間に見た夢であり、栗飯が炊き上がるほどの短い時間でした。盧生はこの体験から「人の一生は夢のようなもの」と悟り、この邯鄲の枕こそが人生の真理を教える尊い導き手だったと感謝し、晴れやかに旅を終えて帰っていきました。
中国の故事である「邯鄲の枕」をもとに人生の栄枯盛衰のはかなさを描く能の演出の面白さが詰まった名曲であり、今回は作り物や装束が変わり、また黄渉楽と盤渉楽が合わさった通常とは倍の十二段の楽の舞となる「藁屋十二段」という珍しい小書で上演いたします。

■ ご案内チラシ(PDF形式)


■ 番組詳細(クリックで画像拡大)

これまでの龍門之会公演

2012年
第一回龍門之会「望月」

(チラシ・番組)
2013年
第二回龍門之会「熊野」

(チラシ・番組)
2014年
第三回龍門之会「山姥」

(チラシ・番組)
2015年
第四回龍門之会「融 十三段之舞」

(チラシ・番組)
2016年
第五回龍門之会「安宅」

(チラシ・番組)
2017年
第六回龍門之会「海人」

(チラシ・番組)
2018年
第七回龍門之会「善知鳥」

(チラシ・番組)
2019年
第八回龍門之会「松風」

(チラシ・番組)
2021年
第九回龍門之会「砧」

(チラシ・番組)
2022年
第十回龍門之会「三輪」 半能 「岩船」 

(チラシ・番組)
2023年
第十一回龍門之会「殺生石 女体」

(チラシ・番組)
2024年
第十二回龍門之会「弱法師」

(チラシ・番組)


第一回龍門之会「望月」


第二回龍門之会「熊野」


第三回龍門之会「山姥」


第四回龍門之会「融 十三段之舞」


第五回龍門之会「安宅」


第六回龍門之会「海人」


第七回龍門之会「善知鳥」


第八回龍門之会「松風」


第九回龍門之会「砧」

入会のご案内

龍門之会にご入会いただきますと、年1回の「龍門之会」のご案内および金剛能楽堂出演の観能会のご案内をさせていただきます。
また、特典として「龍門之会」のチケットを1枚を進呈させていただきます。

■年会費 5, 000円

■入会方法
お問い合わせ先へ「龍門之会」の入会の旨とともにお名前、住所、連絡先をお伝えください

■お問い合わせ

金剛能楽堂 TEL 075-441-7222 FAX 075-451-1008
(午前10時~午後5時)
龍門之会事務局 TEL 050-3354-9221
お電話に出られない場合がございます。お手数ではございますが、留守番電話にてご用件をお願い申しあげます。
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